【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFを分析。高配当&右肩上がり!

Vanguard社のETFであるVYMについて、構成銘柄、コスト、パフォーマンス、そして分配金を分析してみます。VOOとも比較してみます。
今後の投資のメインの1つに考えているETFです。


VYM バンガード・米国高配当株式とは

バンガード社による、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETFです。
平たく言いますと、大型株の中で予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄で構成されているETFです。
お察しの通り、分配金の利回りが高いです。
順調に右肩上がりを続けながら分配利回りも高い、素晴らしいETFだと思います。

構成銘柄

VYM 構成銘柄
Vanguard社HPより。

有名高配当銘柄が並んでいますね。
米国の個別株投資をやっている方にはお馴染みのラインナップかと思います。

構成銘柄数は420銘柄で、金融セクターの比率が最も高くなっています。

実は直接ここら辺の株を買った方が配当の利回りは良いんですよね。
でも資金も少なく、分散させないと怖い私はもっぱらETF派です。
個別株の購入手数料も、一度に大きくまとめ買い出来ないなら馬鹿にならないですからね。。。

VTIやVOOで上位に入っていたApple、GoogleやAmazonなんかは入ってきません。
あの辺は配当金ではなく、成長による値上がりを狙っていく銘柄になります。

コスト

経費率(信託報酬)は0.08%です!
VTIやVOOの0.04%と比較すると少し高めですが、ほぼ誤差みたいなもんです。
日本の投資信託と比較すると驚異的な安さです。

長期保有では信託報酬も軽視できません。
低ければ低いほど、リターンも膨らみます。
日本の投資信託も最近は低コスト競争が進んでますが、
それでも0.2~0.3%で最安値といった所です。
流石は投資大国アメリカ、桁が違います。

ちなみにNISAで買うと取引手数料が無料になります。
(利用中のSBI証券ではそうでした。楽天なんかも無料だとか。)
少額投資家にとっては有難い話です。

パフォーマンス

分かりやすくVTIとの比較チャートを見てみます。

VYM VTI パフォーマンス 比較
Yahoo Financeより。

青がVTI、赤がVYMです。
VTIが過去10年で111.68%の成長に対し、VYMは52.63%の成長になります。
凄まじい成長率なんですけども、VTIと比較するとどうしても見劣りしてしまいますね。

分配金(配当金)

VYMがVTIを上回っている部分は、分配金の利回りです。
VYMの分配金は4半期毎に出ます。
3月、6月、9月、12月です。

Morningstar社HPより。

直近の分配金は0.56ドル。
年間2ドル強といった所です。
分配金の利回りは2.94%となっています。(2017/06/19現在)
少し前までは3%を超えていたそうです。
急激な値上がりで追いついて行かないんですかね。

日本の投資信託のように、資産を切り崩しながら配当に精を出す、いわゆるタコ足配当では無いのがポイントです。
まさに不労所得!て感じで素晴らしい。
これが私が米国ETFに傾倒している理由の1つです。

まとめ

・経費率0.08%の低コスト。
・10年間で52.63%の成長率。(リーマンショックがあったにも関わらず)
・分配金の利回りは2.94%。
・高配当銘柄に絞った420銘柄への分散投資。

買いでしょう!

成長率・値上がり率で見るならば、VTIやVOOには劣ります。
しかしVYMはそこそこの成長率に加え、そこそこの分配金があります。

やっぱり分配金って嬉しいですよ。
いつかは分配金生活したいですし、夢がありますよ。
不労所得欲しいですよ。

別にVTIとVYM、どっちかに絞らなきゃいけないなんて事も無いですしね。
私はチマチマとどっちも買っています。
インカムゲインもキャピタルゲインもどっちも欲しいですし。
長い目で見ればどっち買っても上がるでしょうし、難しく考えずにその時の気分で買い足していけば良いんですよ!

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