Vanguard社のETFであるVTについて、構成銘柄、コスト、パフォーマンス、そして分配金を分析してみます。
バンガードのその他ETFとも比較してみます。
VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETFとは
バンガード社の代表的なETFの1つ、VT。
先進国から新興国まで、47ヶ国の約8,000銘柄で構成されています。
そして、なんと全世界の投資可能な市場時価総額の98%をカバーしております。
全世界の市場平均に連動する分散投資の化け物です。
まさに世界丸ごと全部買い。
とにかく分散したい人にオススメのETFです。
構成銘柄
まず国別の比率を見てみます。
米国がまさかの過半数です。
相変わらず米国市場はスケールがでかいですね。。。
まあしかし、これ一個で米国から日本からヨーロッパまで投資できるのは楽ちんです。
次に銘柄の構成比率を見てみます。
やはり米国が過半数を占めてましたし、米国銘柄が並びますね。
このラインナップはVOOやVTIと同じになります。
コスト
経費率(信託報酬)は0.11%です!
さすがバンガードのETFはどれもこれも超低コストです。
わずか0.11%の経費率で全世界市場に投資できるなんて凄い時代ですねぇ。
長期保有では信託報酬も軽視できません。
低ければ低いほど、リターンも膨らみます。
日本の投資信託も最近は低コスト競争が進んでますが、
それでも0.2~0.3%で最安値といった所です。
流石は投資大国アメリカ、桁が違います。
ちなみにNISAで買うと取引手数料が無料になります。
(利用中のSBI証券ではそうでした。楽天なんかも無料だとか。)
少額投資家にとっては有難い話です。
低ければ低いほど、リターンも膨らみます。
日本の投資信託も最近は低コスト競争が進んでますが、
それでも0.2~0.3%で最安値といった所です。
流石は投資大国アメリカ、桁が違います。
ちなみにNISAで買うと取引手数料が無料になります。
(利用中のSBI証券ではそうでした。楽天なんかも無料だとか。)
少額投資家にとっては有難い話です。
パフォーマンス
まずは設定来のチャートです。
リーマンショック直撃という残念な展開で始まっているので単純に成長率を見るのは忍びないのですが、それでもモリモリと右肩上がりを続け、
設定来で35.52%の成長率です。
分かりやすくVTIと比較してみます。
こう見ると差が出てしまいますね。
同じ期間でVTIは90.56%の成長率です。
世界市場全体も順調に成長しているんですけどね。
米国市場強し、といった感じでしょうか。
分配金(配当金)
VTIの分配金は4半期毎に出ます。
3月、6月、9月、12月です。
直近の2017年3月分が0.253ドル。
0.2~0.45を推移している感じですね。
分配金の利回りは2.25%です。
日本の投資信託のように、資産を切り崩しながら配当に精を出す、いわゆるタコ足配当では無いのがポイントです。
まさに不労所得!て感じで素晴らしい。
これが私が米国ETFに傾倒している理由の1つです。
まさに不労所得!て感じで素晴らしい。
これが私が米国ETFに傾倒している理由の1つです。
まとめ
・経費率0.11%の低コスト。
・設定来35.52%の成長率(リーマンショック直撃時からの開始。。。)
・分配金の利回りは2.25%。
・これ一本で世界市場全部買いの、とんでもない分散効果。
結論から言うと、買い増しはうーん。。。といった所です。
持ってるだけで上がっていく素晴らしい商品なのは間違いないです。
ただVTIやVOO等、米国市場のみをターゲットにしたETFと比較すると、どうしても見劣りしてしまいます。
VTの半分は結局アメリカな訳じゃないですか。
例えばこれからトランプがやらかして米国市場が暴落するとして、VTIやVOOと比較するとVTの下げは緩やかになると思います。
でも結局その後の戻し・上昇局面が来るじゃないですか。
その上昇局面でVTはVTIやVOOに遅れをとってしまうと思うんです。
その積み重ねが上記パフォーマンス項の比較チャートになるのではと。
単純な値上がりのみを期待して持つETFでは無いんでしょうね。
分散効果によるボラティリティの低減を目的に購入するものだと思います。
逆に言えば、とことん分散効果による市場平均を求める人ならば間違いなく買うべきETFです。
暴落時の大きな下げ幅を許容出来るか否かなんでしょうかね。
私はまだまだ投資初心者で暴落を経験した事が無いので、強気にVTはいらないと判断しちゃいます。
というかそもそもVTIでもVOOでもアホみたいに分散されてますしね!
個別株投資をやってる人に比べれば相当保守的ですよ!
大丈夫大丈夫!
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