【VTI】バンガード・トータル・ストックマーケットETFを分析。米国株式の99.5%をカバー!

Vanguard社のETFであるVOOについて、構成銘柄、コスト、パフォーマンス、そして分配金を分析してみます。
VOOとも比較してみます。

VTI バンガード・トータル・ストックマーケットとは

バンガード社の代表的なETFの1つ、VTI。
小型株から大型株まで、米国株式市場のほぼ100%をカバーしているETFです。
言葉通り、米国市場丸ごと全部買いです。
ほぼ100%と発表している通り、なんと3,592もの銘柄に分散投資されています。
とんでもない分散効果があります。
バンガードで最も純資産額の大きなETFであり、本国アメリカでは一番人気のETFです。

構成銘柄

VTI 構成銘柄
Vanguard社HPより。
VOOでもそうでしたが、またもや誰もが知ってる大企業が並びます。
上位10銘柄は順番こそ変われど、VOOと全く同じラインナップです。

セクター別では少し差が出ています。
VOOでは情報技術、金融、ヘルスケア、一般消費財の順番になっていました。
米国市場を丸ごと買うとこんな比率になるんですね。

コスト

経費率(信託報酬)は0.04%です!
VOOと同じ!
この低さなのに更に定期的に経費率の引き下げを行なってくれているのが驚きです。
いつかは0.01%とかいくんですかね。

長期保有では信託報酬も軽視できません。
低ければ低いほど、リターンも膨らみます。
日本の投資信託も最近は低コスト競争が進んでますが、
それでも0.2~0.3%で最安値といった所です。
流石は投資大国アメリカ、桁が違います。

ちなみにNISAで買うと取引手数料が無料になります。
(利用中のSBI証券ではそうでした。楽天なんかも無料だとか。)
少額投資家にとっては有難い話です。

パフォーマンス

Yahoo Financeより。

まず上記は設定来のチャートです。
リーマンショックでガクッと下がってはいますが、
それでも16年で117.58%と見事な成長率です。

では次にVOOと比較してみます。
VOOの設定が2010年頃なので、過去5年間のチャートで比較してみます。

Yahoo Financeより。

はい、ほぼ同じです。

青がVTI、緑がVOOなんですが、正直差が分かりません。。。
若干VTIの方がボラティリティが大きいのかなってくらいです。
VOOと違って小型株まで含んでいるので、大きな値動きが多いんですかね。
というか青と緑って色のセレクトを間違えましたね。すみません。

しかし見事に同じ動きになるもんです。
500銘柄でも3,000銘柄でも、同じ市場で分散させればここまで似るんですね。
さっきからVOOと色々とそっくりすぎです。

分配金(配当金)

VTIの分配金は4半期毎に出ます。
3月、6月、9月、12月です。

vanguard バンガード VTI 配当金 分配金
morningstarより。

直近の2017/03月分が0.542ドル。
年間でいうと2ドル程ですね。
分配金の利回りは1.86%となっています。(2017/05/12現在)

日本の投資信託のように、資産を切り崩しながら配当に精を出す、いわゆるタコ足配当では無いのがポイントです。
まさに不労所得!て感じで素晴らしい。
これが私が米国ETFに傾倒している理由の1つです。

まとめ

・経費率0.04%の超低コスト。
・16年間で117.58%の成長率。(リーマンショックがあったにも関わらず。)
・分配金の利回りは1.86%。
・米国株式市場全部買いによる、凄まじい分散効果。

買いでしょう!

ただここまでVOOと似たパフォーマンスだと、どっちを買えば良いのか真剣に悩みますね。。。
何をもってどっちを買うか判断すれば良いのか、最早分かりません。
またそのうち詳細な比較記事を作ってみたいと思います。

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